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    国際映画祭10冠

     

    The Reality Behind What We See

    An Inoue Haruo Film

    2018

     

    inoue@hug-mahcine.com

     

  •  

    Introduction

    はじめに

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     千二百年の歴史を持つ古都、京都。 豊富な地下水をたたえた京都は、ベネツィアに比すべき水の都でもある。 その京都の水音に耳を澄ます詩人がいる。 現代日本を代表する詩人、吉増剛造。 詩人が発見した東洋の古くて新しい精神を映像化する前代未聞のドキュメンタリーが、ここに完成した。107分

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     The old capital of Japan, Kyoto, has a history spanning 1,200 years. Boasting rich underground water resources, Kyoto is also a city of water comparable to Venice (in Italy). And listening carefully to the sounds of Kyoto’s water is one of Japan’s leading male contemporary poets, Gozo Yoshimasu. This is an unprecedented documentary that brings to the screen an old yet new spirit from the East, which the poet discovered. 107minutes

  • To Kyoto

    京都へ

    【京都へ】

     巨匠・吉増を、新世代の旗手である詩人・城戸朱理が京都への旅に誘う。「“流響院”という築100年を超える和風建築がある。日本庭園も素晴らしい。行ってみませんか?」。この旅を記録に残すべく、城戸は映画監督の井上春生の参加を要請、春夏秋冬の、京都への創作の旅が始まった。

     

    [To Kyoto]

     Shuri Kido, who is among the leading members of a new generation of poets, invites Master Yoshimasu to Kyoto. “There is a Japanese-styled building that has stood there for over a hundred years called Ryukyoin. The Japanese garden there is a marvel. Would you like to go?” Thinking that the trip should be documented, Kido asks movie producer Haruo Inoue to shoot the journey. In this way begins a travel composition of the four seasons in Kyoto.

     

  • Story

    シナリオ

    Japanese

     冒頭、映画は東日本大震災の津波の映像(国土交通省協力)で始まる。この映画のクライマックスで誕生する吉増剛造の新作「惑星に水の木が立つ」は、詩人の長い苦闘を経て完成した。吉増は2011年の東日本大震災以降、詩が書けずにいた。「人間のいのちの始まりに羊水があり、産湯があり、終わりに唇をしめら す末期の水がある(吉増談)」人間にとって命の源でもある「水」は古今東西、詩人にとって重要な題材となってきた。しかし大津波の爪痕を直に見た詩人は、すべてをはぎ取っていく「水」の衝撃に自らの言葉を失う。吉増は、詩を書く代わりに昭和の哲人・吉本隆明の詩を米粒大の文字で写経のように毎日書き写し始める。その不思議で魅力的な現場をカメラは捉える。本人が「怪物くん」と呼ぶ4年がかりで書かれた「詩の傍らで」は、 700枚近くに達した大作である。そこでは日本の代表的歌人・与謝野晶子(1878〜1942)の肉声が響き渡り、サヌカイトが鳴り、ついにはアクション・ペインティングの創始者ジャクソン・ポロック(米・ 1912〜1956)のようにインクを紙面にたたきつける異様な光景が広がって行く。書くという原稿を逸脱して一枚の紙に時間が堆積しオブジェのような状態を呈するのだ。それは長い時間の「手習い書」となり、新作への胎動へとつながった。あるとき、「京都には琵琶湖(日本一広い湖)と同じ水量の地下水がある」と知った詩人は京都の水脈に新たな詩の創作の活路を求める。詩人の触手は巨大な水のゆりかごをぶらさげている京都の水に届きはじめる。そこで吉増の前に現れたのがノーベル文学賞を受賞した川端康成の幻影だった。京都に逗留し創作活動に励んだ川端康成、その幻を見る才能に詩人は共振し、自らの詩の創作の糸口を手探りで見つけていく。ついに詩人の触覚が触れたのは東洋の大精霊である水の神、龍だった。吉増は水の運命の声を聴き、筆をとる。この映画で描かれる吉増剛造の物語は、創作の絶望の淵に立った詩人が「新たな生命を得ていく」道筋を示してくれる。その背景を川端康成のノーベル文学賞受賞の理由となった傑作「古都」のように京都の四季の風景、禅寺、枯山水が艶やかに彩っていく。

     

    English

     The film begins with images of the tsunami that struck Japan during the 2011 Great East Japan Earthquake (courtesy of the Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism). Gozo Yoshimasu’s latest work, “Water Trees Stand On A Planet,” born during the film’s climax, is the product of the poet’s long struggle. “Life of human begins in amniotic fluid, and once born there’s the first bath, and in the end there’s the matsugo-no-mizu, or water of the last moment (by Yoshimasu)” “Water”, which is the source of life for humans, has been an important theme for poets of all places and ages. However, after witnessing the scars caused by the great tsunami, Yoshimasu was traumatized by the idea that water can strip away everything. He lost his words. Unable to compose poetry, Yoshimasu instead started a daily routine of writing out, in tiny characters, the poetry of Takaaki Yoshimoto, a leading philosopher of the Showa period. It was almost like copying a sutra. The camera captures the strange, yet fascinating scene.Yoshimasu’s work, called “at the side (côtés) of poetry,” took 4 years to write and consists of close to 700 pages. He calls it “Kaibutsu-kun” or Dear Monster. The work includes the voice of famous Japanese poet Akiko Yosano (1878-1942), sounds of sanukite, and the bizarre act of dripping ink on paper, reminiscent of the drip-and-splash style of painting by American artist Jackson Pollock (1912-1956). A clear departure from the act of writing a manuscript, the poet lets time accumulate on a single sheet of paper, which in itself becomes a work of art. The work served as a long period of practice, sort of like a prologue that would later give birth to his new work. One day, the poet learns that a body of water, whose volume is equivalent to that of Lake Biwa (Japan’s largest lake), lies underneath Kyoto. It inspires him to find a new source of creation. Yoshimasu starts to reach out for the waters of Kyoto, which suspends the giant body of water like a cradle. Then, appearing in front of Yoshimasu is the phantom of Yasunari Kawabata, the novelist who was awarded the Nobel Prize for Literature in 1968. The poet was deeply moved by Kawabata’s ability to have visions while he strolled in Kyoto on his way to work, and sought clues for his own poetry. Eventually, Yoshimasu finds the answer in the dragon, the water deity and Great Spirit of the Orient. He listens to the voice of the water’s fate and picks up his brush. The story of Gozo Yoshimasu depicted in this film shows the journey of a poet who once lost all hope of writing poetry, but regained a new life. And just like in “The Old Capital,” Yasunari Kawabata’s masterpiece that helped him later with the Nobel Prize for Literature, the film is colorfully shot with scenes from the four seasons in Kyoto, a Zen temple, and a dry landscape.

     

     

  • Poster

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  • Profile

    プロフィール

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    詩人 吉増剛造

    Gozo Yoshimasu

     

     1939年生まれ 文化功労者 日本藝術院会員 主要な文学賞を多数受賞。書くだけでなく、朗読、撮る(映像、写真)、そして旅することで詩について思考する。年を重ねると共に表現が先鋭化している日本の代表的詩人である。英訳作品は「ALICE IRIS RED HORSE」(NEW DIRECTIONS)など。

     

     Poet Gozo Yoshimasu, born in 1939, was accredited as a Person of Cultural Merit in Japan. He is a member of the Japan Art Academy and has received many literary prizes. His approach to poetry consists of writing, reading, shooting videos, taking photographs, and traveling. Yoshimasu is one of Japan’s leading poets, whose expressions are becoming increasingly intense with age. His translated works include “ALICE IRIS RED HORSE” (NEW DIRECTIONS).

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    監督 井上春生

    Haruo Inoue

     

     1963年生まれ 全国公開劇場用劇映画12本を重ね、資生堂などブランドCMで多数の受賞歴がある。TVドキュメンタリーも大小含め500本以上を数える。近年、アフガニスタンの映画監督たちと合作映画を撮るなど枠を越えた映像活動をしている。

     

     Film director Haruo Inoue was born in 1963. Inoue has directed 10 films released in theaters across Japan, and has received numerous prizes for commercials of brands, including Shiseido. He has also directed more than 500 TV documentaries. Recently, he has been taking on new challenges, such as a joint film project with film directors from Afghanistan.

     

  • Trailer

    予告編

     

    Movie Fragment

    映画の断片

     

    Jonas Mekas version Trailer

     

    2018/11/1公開

  • News

    上映情報

    映画「幻を見るひと」1週間限定レイトショー公開決定!
    劇場:ポレポレ東中野

    日程:3/9(土)〜3/15(金)
    舞台挨拶:3/9(土)、3/11(月)吉増剛造、井上春生 ※予告なく変更の場合あり
    当日券のみ、整理番号順入場、全席自由席
    一般1,500、大専1,200、シニア障害者高校生以下1,000、未就学児無料
    ※東京都写真美術館上映時の前売り券は使えません

    グランプリ受賞のご報告

    映画「幻を見るひと」南米ボリビアのサンタクルーズで行われるSIERRA INTERNATIONAL FILM WEEKEND、ドキュメンタリー長編部門でグランプリ。

    10個目のトロフィーです。

    2018/11/22

     

    グランプリ受賞のご報告

    映画「幻を見るひと」アメリカのフロリダ州で行われたCutting Edge Film Festival (最先端国際映画祭2018/フロリダ)ドキュメンタリー長編部門でグランプリ。

    9個目のトロフィーです。

    2018/11/3

    新作予告映像 (2018/11/1web公開)

    新聞掲載(2018/12/6

    東京新聞夕刊4面「大波小波」

    「〜衝撃的な美しい映像でつづられている。〜ぜひとも長期の再公開を望みたい。」(龍)

    新聞掲載(2018/12/3

    毎日新聞朝刊19面「詩歌の森へ」

    「〜<惑星に水の木が立つ>。妙心寺の龍の天井画を見上げ水の声、詩の声を発する場面が圧巻だ。」(酒井佐忠氏:文芸ジャーナリスト)

    新聞掲載(2018/11/21

    雑誌掲載(2018/12月号

    思潮社発行「現代詩手帖」2018/12
    「吉増剛造、京都へ、龍を探しに」

    雑誌掲載(2018/10/30刊行)

    映画芸術 2018年11 月号 465号

    「新作評(城戸朱理)」

    雑誌掲載(2018/11/20刊行)

    キネマ旬報 2018年12月上旬号 No.1796 
    【特集】対談:吉増剛造×芝山幹郎

    雑誌掲載(2018/11/15日号)

    週刊文春 2018年11月15日号
    「ピックアップ」

    雑誌掲載(2018/11/27号

    毎日新聞出版社発行「週刊エコノミスト」11月19日発売
    「アートな時間」

    劇場情報

    東京都写真美術館ホール にて7日間限定ロードショー

     

    ◆11/24[土]・25[日]・27[火]~ 30[金]・12/2[日]

    ➡️13:20/15:40/18:00

    ➡️特別鑑賞券絶賛発売中

     特別鑑賞券1,400円(税込)

    【販売窓口】東京都写真美術館1F受付・有隣堂 アトレ恵比寿店

    ➡️チケットぴあで指定席引換券発売開始 2018/10/29より

    問い合わせ:HUGMACHINE(白崎) info@hug-machine.com

    ➡️アクセス

  • It came and I saw it and I find it VERY BEAUTIFUL!!!

    Jonas Mekas

     

    「手にした、見た、美しすぎるドキュメンタリーだ」

    ジョナス・メカス

     

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    「アメリカ実験映画のゴッドファーザー」と呼ばれる。

  • Voice1009


    マスコミ試写会でのご感想

    (敬称を略させていただいております)

     

    10月9日試写会

    芝山幹郎(映画評論家)

    面白い映画でした。ありがちなスピリチュアル的表現に流れず、「そこにあるものを撮る」という沈着な姿勢にうなずきました。肉体と空間がともに震えてハウリングを起こすところに惹かれます。吉増剛造さんも「魔界対魔物」の勝負にこだわらず、ときおり水のほとりですっと気配を消すあたりがさすがでした。

    朝吹亮二(詩人・慶應義塾大学名誉教授)

    何より映像がすばらしかった。水と樹がとりわけ美しい。

    富岡幸一郎(文芸評論家)

    美しいというのは無論であるが、美の中に無気味・不気味「ウムハウムリヒ」なるものがあり、心うごかされた。川端康成の『古都』のくだり、その底にある山の湖は川端の最高傑作『みづうみ』であることを、実に鮮烈に物語る。詩人の佇む姿に『みづうみ』の桃井銀平を視る。有難き映像です。

    高貝弘也(詩人)

    素晴らしい! 吉増さんを通して、ずっと水の囁きを聞いていた。映像から水があふれて来た。

    柏木麻里(詩人)

    詩人の心の動き、感じ方、考える道筋が、どのような風景の中で、なにものとの対話を通して育まれるのか、そのすべてが純粋に、的確に、映像の中に美しく封じられていることに感動しました。今も『立ち上がる水』である木の中を、私もまた水となって自在に通り抜け、新しい生を与えられた感じが残っています。

    金子遊(評論家・映像作家)

    吉増剛造氏はヨーロッパやアメリカで紹介されている詩人ですが、この映画によって一般の人々までその詩業が認められるようになるのではないでしょうか。詩人の言葉にこたえていくうちに、井上春生氏の映像が詩そのものになっていくプロセスがスリリングでした。

    林浩平(詩人)

    吉増剛造さんの世界であるとともに、京都という世界の発見でした。貴船と北山のシーンが印象に残ります。

    志賀信夫(評論家・編集者)

    とてもいい作品です。他にないと思います。吉増剛造さんのさらなる魅力を感じました。テーマの“水”いいですね。

    原成吉(獨協大学教授)

    吉増さんは道元になったようだ。“水の舌”はすばらしい。

    齊藤茂一(ナレーター)

    美で美を語った、限りなく美しい作品でした。引き込まれていることに気付かず、引き込まれていた。自分の心なのに、自分でも知らなかった心の部分に触れてくれた。私の心は詩人になった。ありがとう、井上春生監督。

    工藤信人(仏教タイムズ編集長)

    全身(五感)と共に霊性を十分につかいきる詩人の創造力と想像に、眼が開かされた!

    松浪邦子(日本アフガニスタン協会)

    人の五感の他にimageする大事な第六感がある。井上春生さんと吉増剛造さんのことばの中に、その眼に見えない感性を映像で表現する協力した業のようにも思えます。“命の水”、水によって悲惨な大震災の記憶を抱きながら、水を、木々を、四季の自然が育んだ日本の感性の奥行きを表現した作品だと思います。心の奥を映像で見せつけてくれるのが、もう一つのテーマかも知れません。

    二宮豊(獨協大学 大学院生)

    ただ美しい風景を「カメラ」で切り取っているわけではない。詩人が感じている世界、ポエジーの降りてくる瞬間を、まるで大きな袋で、井上春生監督が捉えてスクリーンに映し出していると感じた。詩人の感じている世界を、井上監督が解釈することで、吉増剛造の世界が確実にオーディエンスに伝わるよう、工夫されている。

  • Voice1015

     

    マスコミ試写会でのご感想

    (敬称を略させていただいております)

     

    10月15日試写会

    藤沢周(作家)

    素晴らしい作品でした。『非常時』という文明の暴露は始源そのものを表わす。自然宇宙に多くの歴史(言葉)の分岐がありましたが、始源の声を聴く、生きる事の重要性。響きました。吉増さんの営為は我々に新たな、そして源流の力を与えてくれます。

    東 直子(歌人)

    とてもすばらしかったです! 映像としての詩をはじめて体験したような、何もかも忘れて美しさの芯にとけたようでした! ゴーゾーさん、ほんとにすてきです!! みなさんにおすすめしたいと思います。

    今 道子(写真家)

    吉増剛造氏の体内の薄赤い水を見た気がして気持よく映像を拝見できました。

    カニエ・ナハ(詩人)

    『すごいものを見せていただきました。ありがとうございました。』の吉増剛造さんのお言葉を、そのままこの映画に申し上げたいです。詩が生まれる瞬間の水音を、その微音を、立ち上がる轟音を、たしかに耳に刻み込まれました。ありがとうございました。

    宗近真一郎(批評家、詩人)

    批評性がひととき消去されるくらいに、こちらが映像と音声のなかに溶け出しました。貴船神社、北野杉、鏡のようなみずうみ、夕陽を受ける漣のところで、ドライブがかかり、妙心寺の天井画のクライマックスがやってきます。水の物語であるだけではなく、世界が「水のかたち」として立ち現れる。シアターを出ると、誰もが、耳の人になっているはずです。また、「詩が書けそうだ」という吉増さんの声は、あらゆる詩人への優しい挑発として残響するでしょう。

    澤村修治(作家)

    表現する者の映画であり、水の諸相の映画であり、日本(人)の千年史の映画だと思いました。

    小林尹夫(詩人)

    声と音(水音、手を打つ音、石を打つ音、足音、さわる音…)と映像の多重・多層の交響。思いがけない発見もあり、そして流れゆく水と吉増さんの息づかい。辛い中から、吉増剛造の詩が生成(芽生を)し立ち上がっていく様が、美しい(美しいとだけでは言い表せない)。素晴らしい!

    樋口良澄(評論家)

    京都の自然・歴史・文化よりも強い、確かな『幻』が立ち上がるのを見ました。

    八木寧子(文芸評論家)

    水の眼、水の掌、水の膚、そこに触れる詩の根。天地創造の秘密を、追っていく行為そのものが、詩であるということを、まざまざと見せつけられました。音、光、素晴らしかったです。樹は水をためる。水は時をたたえる。時はコトバ(井筒俊彦言うところの)も紡ぎだす−−−という様なことを思いました。

    関根 謙(「三田文学」編集長)

    人の生命の源に近よる吉増さんの“気”に心がしびれました。“shuppo”のひびきが忘れられません。多謝!

    堀内正規(早稲田大学教授)

    とてもuniversalな《映画》を創られましたね。《吉増剛造》を知る最も力づよい入口だと思います。吉増さんのpower(ちから)につり合う映画のpower(ちから)。

    加々見正史(編集者)

    詩人の中に言葉が立ち上がる瞬間、見えてくる景色。言葉になる前の時間を可視化させて頂いた印象でした。素晴らしい!

    山田幸代(プロラクロスプレイヤー)

    私は京都に長く住み、今も京都の国際観光大使をさせていただいておりますが、心を打たれ、また、私も幻を見、京都を巡り、心を探しに行こうと思いました。

    山本渡(ソニーミュージック)

    素晴らしい映像と詩の世界に感動しました。

    中村光博(テレビプロデューサー)

    類稀なる詩人の精神世界が、京都独特の魔性に触れることで、私たちの目に見える形で現れたと感じました。映像に関わる者として、映像の力をまざまざと見せつけられた思いです。

    祷 宮信(照明技師)

    カメラが詩人を追いかけていながら、時々、詩人の言葉をつかまえている。そのカットは感動的でした。

    杉田協士(映画監督)

    吉増剛造さんの心は、体の外側の、世界の方にあって、そこで耳をすまして、きこえた音を、私たちに、しらせてくれてるんだと、この映画を見ていて、思いました。

    田中秀雄(介山『大菩薩峠』を読む会)

    奄美、石狩、浪江など、世界の縁を旅してきた『非常時』の詩人吉増剛造が、京都という観光地に一体何の用事があるというのだ、ただ美しい風景を見せられるだけの退屈な映画なのでは…と、見るまでは一抹の不安を感じていた……。東日本大震災で多くの人の生命を奪った水が、京都では多くの樹木の生命を育んでいるということ…詩人もまた水と深く精神的に交流するなかで、詩を生み出してきた…ということに、映画を見て気づかされました。すばらしい映画を見せていただきましてありがとうございます。

    山吹知子(浦上家史編纂委員会事務局)

    各地の国際映画祭で上映・受賞されている様子をずっと伺っていて(ツイッターフォローしています)、日本での上映を楽しみにしていました。今年7月の西日本豪雨で、島根の私の家族も大洪水にあいました。しかし1人も死者は出ませんでした。集落には簡素な船があり、男たちはそれを漕げるようにしていて、洪水の夜、地域の人たちは船に逃げたからです。そんな私の故郷では、石見神楽が盛んです。神楽に登場するヤマタノオロチは洪水が基になっています。このタイミングでこの映画を拝見できよかったです。最後の『ありがとうございました。生きてるね』の吉増先生の言葉に涙が出ました。今度は母と見たいです。

    りあん(作詞唄い手)

    深い深い音と色彩の世界の意味を感じました。

  • Voice from Festival

     

    世界各国の映画祭委員長からのメッセージ

    随時更新していきます

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    Aaron G
    FESTIVAL DIRECTOR

    This is a beautifully well Written Documentary. The Directing really brought the writing together in an amazing way. The Cinematography was beautiful and the angles were appealing. The Editing was smooth and was key at telling the story as well. The Score matched the genre perfectly. The Narrator was crisp and easy to listen to. Excellent work, Haruo!

  • Film Festival

    All Competition

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    August 23 〜Sept. 03, 2018 Montréal Canada

    "Best Documenrtary Feature" Finalist

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    "Best Documenrtary" ★ Finalist 
    certification 2019/4
    "Best Director" ★ Finalist 
    certification 2019/4

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    Roma ITALY

    certification 2018/11

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    Sep.28 〜 Nov. 23, 2018 Yerevan Armenia

    "Best Documenrtary" ★ Finalist 
    certification 2018/11

    "Best Director" ★ Finalist 
    certification 2018/11

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    Aug 6, 2018 Puerto la Cruz Venezuela

    "Best Documenrtary Feature" (グランプリ)
    "Best Director" Finalist

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    Sept. 1 to 2, 2018 L.A. USA

    "Best Documenrtary Feature" (グランプリ)

    "Best Director" (グランプリ)

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    March 07, 2018 to March 11, 2018 Dublin Ireland

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    Aug 25, 2018 to Aug 26, 2018 Albuquerque USA

    Best Documenrtary Feature "Platinum Awards​"

    Best Director "Diamond Awards​"(グランプリ)

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    July 7, 2018 Hollywood USA

    Best Documenrtary Feature "Platinum Awards"

    Best Director ★ Finalist 

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    June 27, 2018 Aosta Italy

    "Golden Oniros" (グランプリ)
    "BEST BIOGRAPHICAL FILM" (グランプリ)

    Best Director ★ Finalist 

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    May 06, 2018 to May 13, 2018 NewYork USA

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    Oct 25th, 2018, to Nov 3rd, 2018 Florida USA

    "Best Documenrtary Feature" (グランプリ)

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    SantaCruz Bolivia

    "Best Documenrtary Feature" (グランプリ)

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    July 16, 2018 Rancagua Chile

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    July 21, 2018 to July 28, 2018 Madrid Spain

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    June 09, 2018 to June 10, 2018 Pune India

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    Aug 04, 2018 to Aug 09, 2018 Ierapetra Greece

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    June 2, 2018 to June 7, 2018 Afula Israel

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

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    Nov 28, 2018 Cannes France

    "Best Documenrtary Feature" Finalist
    "
    Best Director" Finalist

  • 惑星に水の木が立つ

    On the Planet Rises up a Tree of Water

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    映画の中で創作途中の詩(*一部)

  • Ending Roll

    CAST & STAFF

    出演

    吉増剛造

     

    エグゼクティブプロデューサー

    城戸朱理

     

    プロデューサー

    井上春生

     

    配給プロデューサー

    小野田桂子

     

    翻訳監修・「惑星に水の木が立つ」翻訳

    遠藤朋之

     

    翻訳

    甲斐菜穂美

     

    翻訳リライター

    クレイグ・デイル

     

    短歌翻訳

    マイケル・フェスラー

     

    朗読

    大鷹明良

    小林あや

     

    英語朗読

    マーク・カーポンティエ

     

    タイトルデザイン

    井原靖章

     

    撮影

    安田浩一

     

    情景撮影

    大木スミオ(J.S.C.)

     

    照明

    渡辺大介

     

    デジタルイメージングテクニシャン

    岩崎伸哉

    森田順

     

    スチル

    小野田桂子

     

    録音

    中村太郎

    奈良田信一

     

    整音

    白井康之

    石黒裕二

     

    制作

    山本礼二

    保中良介

    赤塚敏史

     

    プロダクションマネージャー

    白崎裕美子

     

    撮影助手

    宇野寛之

    山村卓也

    中安健太

     

    照明助手

    松山智

     

    出演協力

    大友良英

     

    資料協力

    スタンフォード大学 フーヴァー研究所

    国土交通省 東北地方整備局

    国立国会図書館

    公益財団法人川端康成記念会

    福島第一聖書バプテスト教会

    NPO法人ダンスアーカイヴ構想

    大野一雄舞踏研究所

    文藝春秋

    龍村美術織物

    林義勝

    田辺主

     

    撮影協力

    醍醐寺

    妙心寺

    大徳寺

    瑞峯院

    貴船神社

    叡山電鉄

    京都北山丸太生産協同組合

     

    特別協力

    真澄寺別院 流響院

     

    企画協力

    真如苑

     

    協力

    マイシャ

    インプレオ

    セブンスセンス ニューヨーク

    木下哲夫

    児島宏子

    鈴木余位

    岡本小百合

    森下三郎

    井上昭洋

    山中美咲

    古屋武夫

    竹内シャーロットみちゑ

    ブライアン・エデンス

    小山田サユリ

     

    スタジオ

    プロセンスタジオ

    NiTRo SHIBUYA

    インターセプター

     

    制作・配給

    HUGMACHINE

     

    製作

    「幻を見るひと」製作委員会

     

    監督・編集

    井上春生